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校正を自分で行う!日本語を正しい文章で書くポイント

投稿日:2019年11月4日 更新日:

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在宅WEBライター佐藤

完全在宅、フルリモート大賛成派SOHOWEBライター。 働き方改革推奨。オンラインマニュアル、オンラインMTGの整備求む。→ 詳しいプロフィールはこちら

この記事の制作について
■文字数:5000文字
■製作日数:2日弱(作業時間だけをカウントした1日間ではなく、休憩や睡眠を含む1日7、8時間程度の作業時間として)
■企画、構成から校正・校閲作業も自分で実施

企画書はこちら

一般的に企業が運営しているウェブサイトやビジネスブログはライターが書いた記事をそのまま公開しているわけではありません。これは間違った情報を掲載してしまうと大変なことになるからです。そのため企業のサイトは公開前に何度も修正と事実確認をします。これらの作業は校正・校閲と言い、基本的にはライターが記事を書いた後に別の人が行います。

しかしながらたとえライターでも、できるだけ校正や校閲で引っかからないように、クオリティの高い記事が書けるようにしておいた方がよいのです。ここでは最低限の校正知識を身につけ、できるだけ最初から間違いを意識できるように、正しい日本語文章の書き方を解説していきます。



校正とは

校正とは文章を書き終えた後に改めて読み返し、誤字や脱字がないかを再確認し修正することです。一般的には文章を書くライターとは別の人が担当します。これは書いた本人も気づかない間違いを直すためです。何度推敲を重ねても次から次へと誤字や脱字は出てきます。また誤字や脱字の他にも表記ゆれや同音異義語の変換ミスなどもあるため、その作業量は膨大で非常に根気と集中力がいる作業です。

これらを合わせて確認し、全ての間違いを校正が担当します。校正と一緒に担当を任されることもあるのが校閲です。校閲はライターが書いた内容が本当なのか事実確認を行います。また文章表現にも誤りはないか、内容は矛盾していないか確認を行います。校正が記事や文章の視覚的文面を修正するのに対し、校閲は内容の修正を行います。内容の事実確認は法律的、歴史的、数値的あらゆる分野で非常に多岐に渡ります。

校正以上に重要で、もし事実と違う記事を掲載してしまったら、そのサイトの信頼は失墜し、時として訴訟問題に発展してしまうこともあります。そうなってしまうとそのサイトは閉鎖に追い込まれてしまうこともあるのです。そのため校正と校閲を同一の人が担当することもありますが、慎重なところは担当者を分けている場合もあります。校正・校閲をする人はライターよりも正しい文章力や知識が必要なのです。これらの工程を終えて、それ以上直すところがなくなったら校了となり、印刷、出版ができる状態になります。



校正で指摘されるポイント:「たり」は2回使う

「たり」は並立(へいりつ)助詞もしくは並列(へいれつ)助詞に分類され、前の文章と後ろの文章がほとんど対等な関係の時、これらを列挙するために使う言葉です。具体例が2つ以上ある時に使用します。この他にも「に」「の」「や」「と」「か」「なり」「だの」「やら」などがあります。

・「たり」を1回しか使用していない例
休日の過ごし方はインターネットをし「たり」、テレビを見て過ごします。
これは「たり」が2回使用されていませんので、間違った事例となり校正対象になります。

・修正例
休日の過ごし方はインターネットをし「たり」、テレビを見「たり」して過ごします。

このように「インターネットをする」と「テレビを見る」どちらも対等な関係となりますので「たり」を2回使用して表現します。これは一つの文が長くなればなるほど間違いが増えてきて、意味が分かりづらくなってきますので意識するべきポイントです。

しかしながら、具体例が1つだけの場合は「たり」を1回だけ使用します。「たり」を繰り返さなければならない時は、具体例が2つ以上ある時です。

・具体例が1つの場合の正解例
休日の過ごし方はインターネットをし「たり」して過ごします。

この場合は「インターネット」をするという具体例が1つだけですので間違いではありません。



校正で指摘されるポイント:同じ言い回しの多用

文章が稚拙に受け取られてしまう要因の一つに挙げられるのが、同じ語尾や言い回しの多用です。一区切りをある程度長く書かないと、文章が細切れになり短い文章間で同じ語尾を繰り返す原因となります。

■同じ語尾の繰り返し

・同じ語尾繰り返し例
私は先日スーパーへ行きま「した」。
スーパーへはバスに乗って行きま「した」。
そこでお惣菜とティッシュペーパーを購入しま「した」。
帰りにクリーニング屋に寄って先日依頼した衣類を受け取りま「した」。
帰りは運動のため、歩いて帰りま「した」。

このように同じ語尾を繰り返してしまっている上に同じ言葉が続いています。

・修正例
私は先日バスに乗ってスーパーへ行き、お惣菜とティッシュペーパーを購入しました。帰りがけにクリーニング屋へ寄り、先日依頼した衣類を受け取ってから、運動のためそのまま歩いて帰りました。

とても読みやすくすっきりとしました。

■同じ格助詞の多用

最も基本的な格助詞が「が」です。その他にも「に」「と」「へ」「を」「の」「で」「より」「から」などがあります。例えば、この格助詞を多用した文章になるととても読みづらくなります。一般的に連続使用は2回までで、3回を超えると非常に読みづらくなり、意味も伝わりにくくなります。

・「が」の連続使用例
友達「が」旅行に行こうと誘ってくれたのです「が」、当日雨「が」降り出した為中止にしたのです「が」、予約していた旅館「が」、キャンセル「が」できなかったためキャンセル料「が」取られてしまいました。

・修正例
友達が旅行に誘ってくれたのですが、当日雨が降り出したため中止にしました。予約していた旅館はキャンセルできなかったためキャンセル料を取られてしまいました。

最初の2回連続使用の後は、一切使用していないためとても読みやすくなりました。

■同じ単語の連続使用

短い文章の中に同じ単語を連続して使用するのも非常に文章としては読みにくいものとなります。

・同じ単語繰り返し例
私の好物は「焼き芋」です。この「焼き芋」はスイーツとしてはとても万能でヘルシー!「焼き芋」を裏ごししてペースト状にして、パンに塗って食べたり、残った「焼き芋」のペーストにコンデンスミルクを加えスイートポテト風にして食べたり、もちろん「焼き芋」自体をそのまま食べるのも好きです。

・修正例
私の好物は焼き芋です。スイーツとしては万能でヘルシーな食材です。裏ごししてペースト状にし、パンに塗って食べたり、残ったペーストはコンデンスミルクと合わせスイートポテト風にしたりして食べます。もちろんそのまま焼いて食べるのも好きです。

最初の「焼き芋」以降は一切使用していません。これは最初の1単語を示すだけでその後の文章がそのことについて書かれていることが分かる為です。とてもすっきりして、リズミカルな感じになりました。



校正で指摘されるポイント:都度違う表現で日本語が表される。また単語の誤入力がある

一つの意味をなすものに対して複数の表現方法で表されることを表記ゆれと言います。文章の統一感が損なわれるだけでなく、非常に読みづらくなり違和感を覚えます。また読み方や発音が一緒で意味が全く違う言葉を間違えて使っている場合は同音異義語の変換ミスとなり、これらはすべて校正対象になります。

表記ゆれ

一つの意味を表す言葉に対して、複数の書き方で表されていること。


・この「イヌ」はシェパードです。とても賢い「犬」として知られています。→「イヌ」と「犬」
・今日この作品が「でき上がった」のですが、「出来上がり」はいかがでしょうか?→「でき」と「出来」
その他にも、「行った」と「行なった」、「ということ」と「と言う事」、「メモリ」と「メモリー」、「ハードディスク」と「HDD」など

同音異義語の変換ミス

読み方や発音が一緒で意味が異なる言葉


「意思」と「意志」、「異動」と「異同」、「以降」と「移行」など。

校正で指摘されるポイント:文章は主語+述語を意識する

日本語文章の基本は主語の後に述語が来ます。つまり主語と述語がワンセットになって文章が成り立っています。自分が文章を書いている時に、途中で読み返してみて何を書いているか分からなくなっていたら、主語と述語の関係が崩れています。

ただし主語と述語の関係が崩れていなくても意味が通じづらくなる場合があります。それは主語と述語が遠すぎる場合です。「~が(主語)」+「~した(述語)」のように、主語の後にすぐ述語が来ればとても理解しやすい文章になります。

しかし主語と述語の間に文章を入れすぎると、述語という結論に到達する前に、たくさんの文章を読まされることになるため、最初の主語が何だったのか分からなくなってしまいます。基本的に述語の位置というのは主語の後であればどこでもよいことになっています。しかし読みやすくするための工夫として、なるべく主語と述語の位置を近くし文章を推敲することはとても重要なのです。

主語と述語関係性が崩れてしまっている

主語と述語関係性が崩れてしまっている例
・私の目的は資金が集まることを夢見ています。
「私の目的」が→「夢をみている」となって意味が成り立っていません。

・修正例
私の目的は資金を集めることです。集まることを毎日夢見ています。
「私の目的(主語)」→「資金を集めること(述語)」+「集まること(主語)」→「夢見ている(述語)」
とてもシンプルな文章になり、間違えて意味を捉えられることはほとんどありません。

主語と述語が遠すぎる

・間違いではないが、主語と述語が遠すぎる為、意味が分かりづらくなっている例
無酸素運動は筋力を使った短時間での運動のことで、筋力トレーニングをはじめバーベル上げ、短距離走、相撲などの、筋肉を収縮させる為のエネルギーを酸素を使わないで作り出すことから無酸素と言われていますが、疲れやすい上、けがもしやすいことから、筋力アップを図る目的としてはとてもいい運動として認識されてはいるものの、高齢者をはじめ、単に脂肪を落としたい人に対してはそれほど痩せる効果は出ないことが立証されている。

主語は「無酸素運動」で述語は「それほど痩せる効果は出ないことが立証されている」となりますが、主語と述語の間に延々と説明文が入っている為にとても読みづらくなっています。

・修正例
無酸素運動は筋力を使った短時間での運動のことで、それほど痩せる効果は出ないことが立証されています。それはなぜかと言いますと・・
この場合、結論を先に述べてしまいます。この一文だけで無酸素運動はそれほど痩せないというのが分かります。その後にその理由と説明文を書いていきます。



校正で指摘されるポイント:単語の重複表現(重ね言葉)

文章を書く際に、間違っていることに気づきにくいのが重ね言葉です。また口語でも普通に使用していることも多く、間違っている表現と気づいていない場合がほとんどです。重ね言葉とはその名の通り同じ意味の言葉を重ねて使用することです。

少数であれば使用していてもあまり気にする必要はありませんが、文章中に頻繁に使うと稚拙な感じになり、違和感を覚えます。しかしこの表現を使用し意図的にその部分を強調することはあります。ですが使用していると校正対象になりますので使わないように心がけた方がよいでしょう。

・重複表現(重ね言葉)例
「まずはじめ」に今日のスケジュールから発表します。

「まず」と「はじめ」は同じ意味になり重ねて使っていることになります。

・修正例
1.はじめに今日のスケジュールから発表します。
2.まず今日のスケジュールから発表します。

同様に下記は全て重ね言葉です。
一番最後に→「一番」と「最後」
一番ベストです→「一番」と「ベスト」
馬から落馬する→「馬」と「落馬」
再び再選する→「再び」と「再選」



校正で指摘されるポイント:冗長表現

冗長表現とはその文のテーマとは関係のない余計な文章を多用した無駄に長い文章表現のことです。まだ文章を書くのに慣れていない時や、文字数稼ぎの場合は冗長表現になりがちです。テーマとは関係ない文章がたくさんある為に核心を伝えづらくなってしまいます。

文章にぜい肉を付ける癖が付いてしまうと中々直らない為、文章表現はシンプルを心がけて逆にぜい肉文章を削ぎ落とすようにした方がよいでしょう。

冗長表現になりがちな文章:二重否定

これは否定文を2回繰り返すことで、以外にも回りくどい表現と捉えられています。

・二重否定例
あなたもこの方法に従ってやっていけば「できなくもないでしょう」。

・修正例
あなたもこの方法に従ってやっていけばできるでしょう。
あなたもこの方法に従ってやっていけばできるかも知れません。

二重否定は文章テクニックとしてありがちと思われますが、以外にも回りくどい表現と受け取られ、冗長表現と判断されます。この場合、否定文を肯定文に直してあげることで解消します。

冗長表現になりがちな文章:文末表現

・冗長的な文末表現例
この商品は、売り出せば大ヒットする「可能性を秘めているものである」。

・修正例
この商品は、売り出せば大ヒットする可能性がある。
この商品は、売り出せば大ヒットするかも知れない。

この文末表現は「この商品」をこれみよがしに強調する時には文章テクニックとして使用する場合もありますが、使いすぎるととても回りくどい言い回しとなり冗長表現と受け取られることがあります。そのためここぞという時などに使用し多用するのは避けた方がよいでしょう。

冗長表現になりがちな文章:二重敬語

二重敬語は先方やクライアントに対し、かしこまりすぎてついついメール文などで打ってしまいがちな冗長表現です。敬語が重なっている為、違和感がありとても読みづらくなってしまいます。しかし意識して見ないと分かりづらい為、二重敬語と気づかないで使っている人も多いです。

・二重敬語例
これをやら「させて」「いただきます」。 

・修正例
これをやらせていただきます。

「させて」と「いただく」の2つの敬語が重なっていますので一つは不必要になります。

同様に下記は二重敬語です。

おっしゃられる「おっしゃる」と「れる」→おっしゃっていました
お越しになられますか?「お」と「なられる」→お越しになりますか

まとめ

日本語は簡単なように思えて実はとても奥が深いものです。言語位相の多様さがあり、私たち日本人ですら正しい日本語が使えているか分からないのです。複雑な敬語法が発達し相手方を思いやる言語を持ち合わせているのも日本語の特徴です。これをきっかけに正しい日本語を覚えてライティングに活かせると良いですね。

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